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ゲームタイトル メーカー ジャンル
こみっくパーティー Leaf 同人恋愛SLG
パッチの要不要 攻略の要不要 一言感想
一部の方には必須
念のために入れておくと吉
全CG見るなら要 同人の世界を
知ってる人向け

リーフ東京開発室から放たれたゲーム、第一弾。
みつみ美里さんなど、「Piaキャロットへようこそ2」をプレイした方には
おなじみの原画さん達で話題になったと言えばなったのですが…。
また、リーフ初の育成SLGです。

内容はかなり、オタク・同人転がし向けです。
現実でありそうなネタが非現実なストーリーに混ざっています。
なお、この主人公は元々絵が上手かったという下地があるからこそ
同人を出す>(育成やジャンルによって)売れる>大手になる
と言う道を進めるんだという事を忘れてはいけないかと。

とりあえず私は、由宇と気が合いそうだなと思いながらプレイしていました。



前述したようにみつみ美里・甘露樹・CHARMさん達「元F&C」の方々を迎え、
「Piaキャロットへようこそ2」あたりをプレイした人には見慣れた絵柄です。

デッサン自体は良く、均整も取れていて顔もかわいらしいのですが、
先に他社で有名になった絵柄ですので新鮮みは少ないです。

塗りは良く、Hシーンは男の身体を無いことにして描いてあり、
結構あっさりとしています。
攻略対象が多いので、CGの数は多いです。

育成時などのアニメーション・SDキャラは面白いです。


音楽
質自体は悪くないです。
悪くないですが、印象深い曲となるとほとんど無かったように思います。

それにOPなどは、歌詞が今ひとつかと。
(OPの歌詞、ゲームの内容やイメージと重ならないってのはちょっと)

ちょっと音楽と内容とがずれている感じがしました。


システム
一部の特定環境ではバグが出るとの事ですが、
とりあえず私の環境では無事でした。
一応パッチをあてておくことをお薦めします。

ゲームシステムは、月末日曜にあるイベントまでの間に
1週間ごとのスケジュールを決めて、本の原稿を書きながらステータスを上げ、
イベントで大きな売り上げを出し、同時に女の子と出会って
女の子とユニットを組むも良し、コスプレで華やかな気分になるもよし。

…と言った感じです。
育成自体はさくさくと進み、ステータスを最大値まで上げることは
簡単に出来てしまいます。
ジャンルや本の値段設定で売り上げが変わり、
総売上額がゲームクリア時に表示されます。
また、育成は「同人誌を作る」事が目的なので、
締め切りまでに原稿を描き上げないといけません。

育成としては手応えが少ない方だと思いますので、
恋愛ADVにちょこっとSLGがついた程度でしょうか。

特徴として、ゲーム中で実際の同人作家さんに原稿依頼できます。
現実ではまず依頼することが無理な作家さんに
原稿を貰えるのはこのゲームだけです。


シナリオ
美大に落ちた主人公は、悪友から「こみっくパーティー」というイベントと
同人を教わる。
イベントと同人に青春を燃やし、更に恋愛までしてしまおうというのが、
このゲームの大まかなストーリーです。

ゲームのシナリオによってはメジャーデビューしたり、
育成によっては年収何千万と稼ぐ、同人成金になれます。
(あくまで、主人公は元から絵が上手かったという設定あってこその話です)

基本的にはイベント参加>女の子との出会い>女の子とのイベント
と言う風に進みます。

登場キャラはそれぞれ悪友に至るまで個性的ですが、
多々同人イベントを知っている人向けのパロディが含まれているので、
同人イベントをまったく知らない人にはついていけないネタが多いかも知れません。

各キャラごとのストーリーは要所は押さえてあるもの、
ゲームの話としてはありきたりな展開が多く、
あくまでコミカル・コメディだと思ってプレイしないと興が冷めます。


全体を通して
同人を知ってる人向けです。
知らない人にはあまり面白くないと思います。
逆に知らない人がこのゲームをプレイすると、
同人に関して何か間違った認識を覚えてしまいそうです。
実際、間違った認識を持っている人がいますし。(ゲームはゲームです)

ただし、同人の良い面悪い面両方を理解している人には
楽しめる内容かと思います。
同人イベントでの問題点やオタクのあり方の問題点も
軽くですが触れていますし。
その辺りは個人的には良いなと思いました。

ですが…。
全体を見ると育成は簡単すぎるし、ストーリーはあっさりしてるし、
音楽は内容とかみ合っていないしで
全体的には今ひとつという印象が強かったです。

また、ネタがわかる人とわからない人では
内容のおもしろみに差が出ることもネックではないかと感じました。
知っている人にも知らない人にも、誰もが楽しめる話にしてくれたら
もっと面白かったかも知れません。