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ゲームタイトル メーカー ジャンル
まじかる☆アンティーク Leaf 育成ADV
パッチの要不要 攻略の要不要 一言感想
最初に入れておくのが
無難
キャラによって必須 育成の必要があるのは
サブヒロインのみ

魔法の国のお姫様と一緒に古物商を営む育成SLG+ADV
まじかるアンティーク。

リーフというブランド名と、育成SLGというジャンルに引かれて
発売前から注目していたこのゲーム。
さて、中身はどうだったのか……。

とりあえず、こみっくパーティーよりはSLG部は凝っています。
比較的良い作品なのですが、ちょっと…と思った部分があったので
評価自体は下げています。


ぷにロリっぽい絵柄をセル塗り調に塗ったキャラクターと
ほのぼのとしながら適度に書き込まれた背景が調度良く、
見ていて安定感があります。

キャラクターの一部にどこかのマンガで見た様なキャラがいたりしますが
そこはとりあえずご愛敬で流しておきます。

育成時、クオータービューの店内を走り回るミニキャラは
なかなか良く描けていてかわいらしいです。


音楽
ほのぼのとした音楽がメインです。
どれも質自体は高いのですが、ゲームの雰囲気に合わせたためか
ものすごく印象に残る曲は少ないです。

OP、およびEDは歌付きです。
どちらも悪くはないのですが、
それほどインパクトはなかった様に感じました。


システム
パッチが出ていますが、当てないとヒロインの一人「リアン」の
立ち絵が表示されないバグが起こる場合があります。
リアンのシナリオを進めたいと思っている人は入れて置いた方がよろしいかと。

ゲームの操作性はかなり快適です。
セーブは毎週週末時に出来、
週末は街の中を徘徊したりチラシを配ったり商品の仕入れをしたりします。
週頭に1週間分の仕事内容を指定して、平日はそれに合わせてスフィーが働きます。
この、平日働くスフィーのミニキャラが良く動きます
早送りではもちろん早く動きます。
その辺りは本当に良くできているなと思いました。
また、クリア後に五月雨堂販売実績のランキングが出ます。
レアアイテムが出ることもありますが、そのアイテムもリーフならではの物もあります。

早送り時の途中でイベントが入ると、その直後の育成で早送りできない時がありますが
これは他のウィンドウを開いてからゲームに戻ると通常に動きます。
バグといえるほどの物は上記の「リアンシナリオ」での立ち絵エラーぐらいです。


シナリオ
ある夏の日、骨董屋の一人息子で大学生でもある主人公に対して
両親は書き置きを残し、海外へ仕入れの旅行へ出掛けてしまう。
休学届けも出されてしまい、店である「五月雨堂」を経営することを
余儀なくされた主人公に更にトラブルが降りかかる…。

と、その後登場するメインヒロインのスフィー、その妹で眼鏡っ子のリアン、
主人公の幼馴染みの結花と、サブヒロイン2名との恋が芽生える
お店を経営しながら過ごす一風変わった半年間の物語です。

全体的にほのぼのとした、心の温まる話です。


全体を通して
出来はよいです。
キャラ絵・原画は取り立てて素晴らしいというわけではないですが
色の塗りもメリハリがありシステムも良く、話自体もそれほど悪くはないです。

が。

育成とシナリオがかみ合っていないのが最大の欠点だと私は見ます。
それを気にしないなら、良作といえます。

攻略対象は5人、うち3人は一切育成しなくてもエンディングへいけます。
その3人というのがメインのヒロインばかり。
サブヒロインの2人はというと育成していないと会えなくなるキャラが一人、
最初から良心も何もかなぐり捨てて育成を極めないと別れが来るキャラが一人です。
……この差は何でしょう?(大汗)

とくに後者は、セーブとロードを繰り返し納得がいく売り上げが出なかったらもう一度ロード、
それを仕入れと販売の両方で繰り返さないとまず攻略不可能です。

そのバランスの差って、あんまりじゃないかと…。
育成が苦手な人、根気のない人にはプレイできないエンディングがあるのは、
バランスが悪いとしか言えません。
それとも改造推奨なんでしょうか。

なお、たいしたことをしなくても、たいていはスフィーとのHは見られます。
しかし、スフィーの真のエンディングを見るには
やはりかなり育成のやり込みが必要になります

普通にやったら絶対見られないってくらい、全エンド達成は難しいです。

もうちょっと全体的に育成がシナリオに絡むとか
セーブロードをそれほど繰り返さなくてもシナリオクリアは出来るとかして欲しかったです。

やり混む人にはランキングデータが出る様になっているだけで充分だと思いますし。

あとは、阿漕な商売をした者勝ちっていうのが、
ほのぼのとしたシナリオとギャップがあったです。