Kanonにおける 名雪について |
※ここに書いていることはあくまで個人的な視点に基づいて書いてあります。 ネタバレも多く含まれておりますのでご注意ください Kanonをプレイして、一番泣いたのは名雪シナリオでした。 そりゃもうボロボロと泣きましたよ〜、 別の意味で! では、別の意味とは? シーンを例に挙げるのならば まず、秋子さんが死にかけるところでしょう。 ………え〜… 当時、私のお母さん、入院中だったんですよ…… 女手一つで私と兄を育ててくれた、 この世で私が「親」と呼べるたった一人の人が…。 いやぁ、思いっきり泣きましたね! まるでお母さんの葬式の予行練習のようでしたよ。 ただ、あんまり現実でありそうな話はやめて欲しかったなぁ… っていうのは私の独断の希望です。 というか、「こんな状態になる人は現実には居ないだろう」と、 思われて描かれたんだったらすごく悲しいんですけどね(^^ゞ で、もう一つ泣いた理由があります。 それは… そう、秋子さんが事故で倒れてる間、 閉じこもってる名雪の情けなさに涙したのです! 名雪…親戚に連絡しなくて良いのか…? 名雪…お母さんのそばにいなくて良いのか…? 名雪…新聞やガス電気の集金は心配しなくて良いのか…? 名雪…今見知らぬ人が現れて 「貴方のお母さんにお金貸していました」って言われたら 一体どうするつもり…? それら全部、7年ぶりに再会した従兄弟に押しつけるなよ…。 どうするんだよ、名雪…。 まぁ、ゲームですからいいんでしょうけど、 現実でそんなことやったら 親戚が家に押し掛けてこっそり金品持ち帰ります。 そして、今まで手をかけてもらって、 私立の学校へ高い金を出して貰って、通ってやることは 居眠り だしねぇ…。 報われないよ…秋子さん…。 その他、名雪の言動は主人公が自分以外の誰かを好きになるっていうことを みじんも考えていない様に見受けられる等、 非常に自分勝手な部分が目立ちます。 結局ゲームなんだし、現実で求められない存在を求められる世界なんだし、 こういうキャラによって心の平穏を得る人は少なくはないんでしょうけれど。 ただ、現実世界でこんな女の子が実在したら嫌われ者でしょうね(^^ゞ |