ゲ−ムタイトル | メーカー | ジャンル |
雫 | Leaf | ノベル |
パッチの要不要 | 攻略の要不要 | 一言感想 |
問題がある時だけ 使用 |
選択肢を潰せば クリアできる |
内容に好き嫌いが出るが なかなか良い作品 |
プレイはDVDパッケージ版、つまりウィンドウズ版です。 ずっとやりたかったのですが買っておらず、 新パッケージ版で思い切って購入しました。 あくまでパッケージが新しくなっただけなので、 誤字などはどうやら元のまま発売だったと、プレイしてから気付きましたが(>_<) 絵 少々癖がある水無月徹さん原画です。 女の子の手足が真っ直ぐなので、色気は薄いです。 攻略対象は主人公と同級生の女の子3人、 その他色々と女生徒達とのHシーンがあり、H度自体はそれなりにあります。 色の塗りは…やはり今のゲームより見劣りはしますが、 悪いわけではないです。 Hシーンは、ヒロインとの合意以外は陵辱モノなので、 陵辱モノが駄目な人はご注意ください。 音楽 全体的に質の高い曲が多く、プレイがより楽しくなります。 個人的には瑠璃子の曲・オルゴールの曲・エンディングの曲が気に入ってます。 物語の主体になる「電波」を音楽で感じさせることが出来ていると思いました。 そのあたり、BGMとしては良質だと感じました。 システム リーフ曰く「ビジュアルノベル」、コンシューマの「弟切草」などと同タイプです。 選択肢による分岐で全シナリオへいけるので、 攻略はセーブさえしていけば出来るかと思います。 私の環境ではバグが出なかったので快適に感じましたが、 一部の環境ではバグが出るそうです。 シナリオ 普通の学生…の筈な主人公は、ちょっと特別な感性を持っています。 その主人公が通う学校、通うクラスであるとき突然事件が起こり、 その真相解明を主人公が任されます。 誰と一緒に真相を調べていくかがキャラエンドの分岐になっています。 ヒロイン3人についての考察は別ページで書きます。(現在準備中) 「電波」が具体的にどんな物かわかりにくい部分があり、 また主人公の考えが独特なので、その部分が受け入れられるかどうかで かなり評価は変わると思います。 全体を通して 特徴のある絵柄、独特なキャラクターとシナリオ、少ないヒロイン、 これらの要素がこのゲームを万人向けと言えない物にしていますが、 ストーリー性、快適さ、音楽を考えると 質の高いゲームだと言って良いかと思います。 確かに、一つのシナリオが短めで物足りない時が多いんですが、 メインと思われる「瑠璃子トゥルーエンド」の完成度はかなり高いです。 また、キャラがそれぞれに立場・考えを持ち、それによって動いているので 話に深みが出ていて、1シナリオは短い割にボリュームを感じます。 (この辺りがシナリオライターの「腕が良い」と感じさせる部分でもあります) 瑠璃子はメインヒロインであるせいか、 とてもキャラとして不思議な魅力を持つように描かれています。 その辺りもまた、上手いなと感じました。 惜しいのは、やはり万人受けではない部分でしょうか。 なかなか感慨深い作品です。 人が死ぬ、悲しい…そんな時に流れる涙とは違う、 やりきれなさ、切なさを伴う涙の雫を、このゲームはもたらしてくれると思います。 |