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ゲームタイトル メーカー ジャンル
大悪司 アリスソフト SLG
パッチの要不要 攻略の要不要 一言感想
あてておいた方が
安心
是非欲しい 2回目以降が本番

アリスソフトから以前「鬼畜王ランス」というSLGがでました。
名作と呼ばれ、「これが一番」という人も多いようです。
が、私はまだプレイしてません。(パッケージも開けていない)

この「大悪司」は「鬼畜王ランスより面白い」を売り文句にしていました。

ごめん、私その差がわからないです。(爆)

とりあえず、鬼畜なオオサカ統一SLGです。(^^ゞ
そして、とことんHシーンが多いです

4回くらいはプレイしないと実質的にCG回収しきれないし、
1回クリアだけじゃイベントの大半が見ずじまいになってしまうので、
時間があるときのプレイをお薦めしておきます。
また、評価は4回プレイしてイベントの大半を見た上でつけています。

見た目のお気に入りは由女だったんですが…ちょっとショックな目に遭いました…。(遠い目)




アリスソフトの主力絵描きさん全員集合です。
メインは「デアボリカ」などの原画担当の織音さんです。

キャラの数が非常に多く、どのキャラも男女ともに
顔が良かったり個性が出ていたりで良いキャラばかりです。
ヒロイン(結婚できる相手)も多く、
CG回収もやりごたえがあります。

Hシーンはキャラの数に応じて多いので、(というか、イベント1枚絵は殆どHシーン
シチュエーションも豊富、明るい感じのから鬼畜まで揃ってます。
無いのはスカトロ系ぐらいで、軽いSMまでなら入ってます。
塗りも及第点以上なので、安心できます。

Hシーン回想もばっちりついてます。


音楽

メリハリの利いた曲が多く、
テンポ良くゲームを進めるのに最適なBGMでした。
曲に少しレトロ調な物が多いのも
大戦直後という時代設定にマッチしていて良い感じです。
また、曲名も面白いです。
(「敵は、しばく」「来たら、しばく」とか)

ネタバレかも知れませんが、
エンディング曲「美しい土地」は「花」のアレンジです。
♪春の〜うら〜ら〜の〜 という出だしで有名な曲です。
個人的に一番気に入ってる曲ですが、
著作権が切れた曲をそのまま使うのではなく
アレンジして一つの曲にしたところに好感を持ちました。

「Hな思い出」の中に音楽鑑賞モードが入ってます。


システム

プレイにはあまり差し障りありませんが
細かいバグが多いのでパッチをあてておくと安心です。
ゲーム自体は快適にプレイできました。

戦闘シーンもお手軽、SLG部分もルールさえ判れば難しくはないです。
ただ、イベント数の多さ・キャラの数によるCGの多さから、
全部を堪能しようと思うと複数回プレイが必要です。

クリア時に条件を満たしているキャラは
次からボーナス付きになるので戦いが楽にはなりますが、
1プレイにかかる時間も少なくはないので
「おめでとう」CGを見るまでの道のりは長いです。


シナリオ

女性上位主義国家ウィミィと男性上位の国ニホンの戦争で、
ニホンの敗けにより終戦。
戦地よりニホンのオオサカに帰ってきた
わかめ組組長の息子・山本悪司が主人公。
組を乗っ取られ追い出されたところから、
オオサカ統一まで地域を侵略・占領していくSLGです。

大まかな流れがあり、大まかなヒロインとのイベントはありますが、
細かい話はイベントを起こしていくと見られます。

細かい話、というのはキャラクリチェックに関わるイベントや
CG回収・仲間を増やすイベントで、それらが各地に点在しています。
生き別れの夫と再会するイベント・組員同志の恋愛等、
なかなかドラマがちりばめられています。

時代設定が時代設定なので、時たま戦争論っぽい部分も少しだけ入っています。
右とか左とかを気にするほどではないのですが、
敗戦直後のたくましさ、敗戦の悲しさ、平和の尊さが
押しつけでない程度に盛り込まれていて、個人的にちょっと切なくなりました。


全体を通して

Hシーン盛りだくさん、ゲームとしても面白い!

…と、良いことづくしに見えますが、
気になるのはあり過ぎるボリュームです。
攻略無しで1回のプレイのみでやめると
何がなんだか判らないまま終わってしまいます。
そのときの感想は多分「思ったよりつまらない」になるかと思います。
私も1回目だけで評価をつけるなら「良」にするところです。

やり始めると「もうちょっと…」とやり続けてしまう面白さがあるんですが、
何度もプレイするのはボリュームがありすぎるので、
1回のクリアで放ってしまう人もいるかと思います。
また、仲間にする方法がわかりにくいキャラが多いので
攻略はほぼ必須です。

このゲームは良いゲームだと思います、
時間のある人にはとても。

ので、時間のある人・SLGが嫌いでない人・Hシーンの多いゲームがやりたい人には
強くお薦めしておきます。


時間のない方にはちょっと微妙です。

そして、終戦の辺りのこと、乃木将軍のことをちらりとでも知っていると
案外と深い部分を感じるかも知れません。