【Top】 【Home】

ゲームタイトル メーカー ジャンル
Moon.R タクティクス 陵辱ADV
パッチの要不要 攻略の要不要 一言感想
無くてもプレイできた 躓いたときにだけ
見る程度
血みどろの
家族愛

「ONE」のスタッフがその前に出したゲームのリニューアル版、
それが「Moon.R」(ムーン・リニューアル)です。
一応「Moon.」の方も持っているんですが、
プレイの際にまわりから操作性の点で優れているからと
リニューアルを薦められてプレイしました。

クリア後にスタッフルーム兼RPGのおまけが楽しめます。
リニューアルじゃない方はその部分でバグがあったとも聞いています。



同棲」「ONE」でも原画を勤めた樋上いたるさんの絵です。

陵辱モノと言うことで色合いは暗めです。
塗りも今現時点で売られているゲームの大半よりは
やや精彩に欠ける感じがします。
Hシーンは複数プレイも普通のベットシーンも
レイプシーンも一応あります。

男性キャラの絵で、とても凄い顔のキャラが出てきます。(笑)


音楽
ダークな感じが上手く音楽で表現されていました。
過酷な中でささやかな幸福を感じているときに流れる
さわやかな曲が個人的には気に入ってます。

でも、全体的に曲はやはり緊迫感のあるものが多いです。


システム
移動や選択肢を選ぶことで話が進んでいき、
それによって複数のエンディング(大半がバッドエンド)を迎えます。

移動時の選択で決まるエンディングもあるので、
こまめのセーブが無難ですが、
それさえ怠らなければCG回収も攻略無しで出来る範囲の難易度と思います。

ただ、移動時の選択で決まるエンドはヒント無しなので、
その辺り不親切な部分もあります。


シナリオ
とある宗教施設団体に入った母が帰ってきた翌日に
謎の死を遂げた。
その死の原因を探るべく宗教施設に潜入する天沢郁美が主人公。
潜入の際にそれぞれの目的で単身施設に乗り込んできた
巳間晴香・名倉由依と共に施設の秘密を探っていく…。

兄弟愛・姉妹愛・親子愛が話の本筋を支え、
サイコミステリー風味の陵辱アドベンチャーという、
かなり特殊な色合いの話です。

麻枝准氏・久弥直樹氏のコンビはこのゲームの元である「Moon.」からです。
その二人に対する私の見解はこちらです。


全体を通して
内容が内容なだけに、かなり人を選ぶゲームです。
同時に、かなりの不条理とも呼べる謎を残す終わり方をしているので、
プレイしたあとに「はっきりさせろ、アレは何だったんだ!」
と思う人も多いんじゃないかと思います。

また、陵辱モノと言うことで、濃いエッチシーンや
ドロドロに汚されるヒロインを期待する方には
どうしても物足りないかなぁと。
それなりに考えられたHシーンなんですが、エロいとはちょっと(^^ゞ

代わりに物語性はあるので、そちらに期待するなら悪くはないです。

全体的な仕上がりを見ると、やはり今ひとつ不親切な部分や
絵の塗り・デッサンの狂いなど至らなさが見受けられるので
個人的には気に入っている物の、評価は「可」で止めておきます。
その辺りの不条理さを受け入れられる人で、
陵辱シーンがOKでエロを求めない人には一回プレイしてみることをお勧めしますが。

プレイ後のRPGは、クリアを目指すとスタッフを皆殺しにしないといけないので、
スタッフ個人に特別な感情を持つ方はお気をつけください。(笑)